コロナが5類になり、待ち望んだ研修バスツアーです。
今回は、陸上自衛隊 大宮駐屯地及び地底探検ミュージアム 龍Q館にて研修です。
6月20日(火)0930に22名で池袋を出発しました。
1.陸自大宮駐屯地化学学校
化学教導隊の隊員の方による化学科職種の概況説明や活動実績と、使用される装備品の説明・実演展示をしていただきました。
【主な活動実績】
地下鉄サリン、福島第一原発、御嶽山有毒ガス、西日本豪雨
【実演装備品】
以下の装備品の説明を受けた後、すべて実演展示、体験操作までさせていただき、会員は大満足でした。
・18式個人用防護装備(一般隊員用)
・化学防護衣4型(化学科隊員用)
・NBC警報器
・化学剤検知器2型
・携帯生物検知器
・線量率計 α/β専用 中性子用
・携帯除染器2型
・化学防護車
・除染車3型
・94式除染装置他
【会員からは装備品や訓練に関する活発な質問が出ました。】
コンパクトな装備品でも性能が優れているので高額なことに納得してました。
日本は化学兵器禁止条約に加盟しているので、訓練には疑剤を使用する他、米軍等海外の知見も活用しているとのことでした。
お昼には部隊食をいただきました。
写真は部隊食喫食の様子。
図は首都圏外郭放水路のメカニズム
2.地底探検ミュージアム龍Q館
首都圏外郭放水路(防災地下神殿)は、埼玉県東部の洪水を防ぐために作られた、国土交通省江戸川河川事務所が管理する世界最大級(全長6.3km)の地下放水路です。排水機場は江戸川右岸に位置します。
この地域は、中小河川の勾配が緩やかで水が海まで流れにくいという特徴があり、土地も低く大雨が降ると水位がなかなか下がらず洪水被害を受けやすかったとのことです。
洪水になった時には、地域内の5つの中小河川から洪水の一部を巨大な立坑に取り入れ、地下放水路を通してゆとりのある江戸川へと流すことができます。
首都圏外郭放水路の完成によって、周辺地域で浸水する家屋の戸数や面積は大幅に減り、長年洪水に悩まされてきた流域の被害を大きく軽減したそうです。
建設には13年、2300億円を要したそうで、地下50メートルにある内径約10mの放水路(トンネル)は地下水の浮力を受けてしまい、その対策にも苦労したようです。
写真は排水機場の手前の巨大調圧水槽
陸上自衛隊 大宮駐屯地及び地底探検ミュージアム 龍Q館を研修しました。 地底探検 陸上自衛隊
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