KENTEX自衛隊腕時計シリーズ、ソーラー発電機能を備えた多機能モデルが発売中。
国産の機械式時計メーカーであるKENTEX（ケンテックス）が、5月20日、防衛省・自衛隊幕僚監部の協力により製品化された自衛隊時計（JSDF WATCHシリーズ）から、ソーラー発電機能を備えた多機能モデル「JSDF Solar Pro」を一般販売している。
この自衛隊腕時計は、防衛省共済組合本部登録商品であり、隊員自らの「実費購入」が原則となっているのだ。隊員の金銭的な負担を抑えつつ、任務に耐えうる堅牢性と機能性を兼ね備えた腕時計を開発するべく、2004年より陸・海・空各幕僚監部の協力により継続的に開発が行われているのだ。現在は防衛省共済組合本部登録商品として、日本全国約270か所の自衛隊駐屯地ほか、各基地において自衛隊員向けに取り扱われているほか、一般販売も行っている。
陸海空各自衛隊の任務特性に応じた特殊性能と、電池交換不要なソーラー発電式モジュール。
陸上自衛隊(JGSDF)モデルは、「演習時に太陽光が反射して光ってしまうことがないように時計をマジックで黒く塗りつぶす。」といった隊員の声を反映したマットなオールブラックPVD仕様の外装に、砲弾発射地点までの距離を光と音の速度差から換算出来るテレメーターや、カウントダウンベゼル機能が実装され、ガラスには耐傷性を高めるDLCコーティングが施されている。
海上自衛隊(JMSDF)モデルでは、ISO6425潜水防水規格に準拠する200M防水性能に加えて、「航海に出ると曜日感覚がなくなる。」という隊員のリアルな声を反映した、デイデイトカレンダー機能を搭載。さらに目印のない海上においても、時刻と太陽の位置から方位を割り出すことが出来る内転式の方位計を備え、海上自衛隊の任務特性を踏まえた特殊ダイバーズウォッチとなっている。
航空自衛隊(JASDF)モデルは、1/20秒単位での時間計測が可能なクロノグラフ機能に加えて、ベゼルには直感的な回転操作によって速度計算や燃料計算が可能なフライトコンピューター（回転計算尺）が実装されている。これは、万一、航空計器類の不具合などの不測の事態が生じた際にも、飛行継続に必要な情報を手元で即座に得ることが出来るため、航空自衛隊パイロットの任務を陰で支えるものとなっているのだ。
さらに、陸・海・空、各機種の全てのモジュールは、太陽光で発電して駆動する「ソーラー発電式」となっており、全ての隊員が共通して口にする腕時計の懸念事項「任務中の突然の電池切れ」というトラブルが起こらないよう、フル充電時には光の無い場所においても、最大6ヵ月間稼働する畜電機能も備わっており、自衛隊の昼夜を問わない過酷なミッションの遂行に必要な動力源を十分確保する。また、暗闇においても時刻確認の視認性が保てるよう、全てのモデルには文字盤インデックスと針に強蓄光が塗布されている。
幕僚監部と協力しているからこそ実現した、公式エンブレムを採用。
各モデルの文字盤と裏蓋には、陸・海・空各自衛隊の公式エンブレム（徽章）がデザインされている。隊員の誇りと愛着の象徴である各隊のエンブレムは、組織的にも厳密に管理運用が義務付けられているが、各幕僚監部の協力を得て本モデルへの使用が認められているというもの。
信頼性や耐久性はもちろん、隊員が誇りをもって着用できるよう、全ての時計は「日本製」となっている。
自衛隊を愛するあなたなら、いったいどのモデルを手にする？
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■KENTEX Official Web site URL https://www.kentex-jp.com/
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KENTEX「JSDF Solar Pro」陸・海・空モデルの自衛隊腕時計。 ニュースタンダード 自衛隊腕時計
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