令和5年4月9日(日)、晴天下で「第1師団創立61周年・練馬駐屯地創設72周年記念行事」が一般開放で開催されました。
記念式典と部隊紹介等ユニークな演出が多数ありました。
駐屯地内通路は模擬売店や装備品展示に来場者が集まり、ごったがえしでした。
執行者入場を妨害する敵ゲリラが出現、これを撃退(空包射撃)! から記念式典が始まりました。
指揮通信車2台に①師団長、②小池都知事が分乗して入場、巡閲もありました。
兒玉師団長の式辞
宮古島の墜落陸自へりには3人の旧知が搭乗しており、彼らが帰還したらこの環境下なぜ行事をやめたのかと必ず怒られるとの思いで開催。
防衛3文書が閣議決定され、今後5年間で43兆円の予算が付き、防衛省も自衛隊も生まれ変わるターニングポイントを迎えた。
アンケート結果では、日本有事の際命を懸けて国を守るという人は12.3%と先進国では最低。11.2億の国民を25万人の自衛官が守れるはずもありません。しかし、日本は過去幾多の国難を克服して2600年以上国体を維持できている、それは愛国心であり源は家族愛です。有事の際は命を懸けて家族を守る国民はこんな低い数字ではありません。
1師団の任務は首都防衛、敵がどこにいるかわからない、国民一人一人が不審者等に感心を持つべき、警察の「110番映像通報システム」の活用も重要。
ウクライナでもわかるように国防の根源は国民の意思です。更なる国民の自衛隊への理解を深めて欲しいし、国防に覚醒して欲しい。
小池都知事祝辞
国防という崇高な任務の中、都内での幾多の災害派遣等に感謝。
ウクライナは他人事ではない、北のミサイル・中国のパワーゲーム。
自衛隊はたくましい存在。
部隊紹介
観閲行進・模擬戦闘はなく各部隊指揮官自らが任務・装備品等を紹介。
部隊行動の特徴的な一場面の展示や登場隊員の趣味、性格等を披露!
式典終了後にハルキウ市生まれのナザレンコ・アンドリー氏が挨拶しました。
ロシアのウクライナ侵攻は、明確な国際法違反。
日本のウクライナ支援に感謝、これは日本が平和で安全でなければできないこと。
ウクライナは日本より脅威が小さいのにロシアに侵攻された。
日本には北朝鮮のミサイルや中国の武力による現状変更及びロシアの脅威があり、いつどうなるかわからない。
日本国憲法は日本だけのものではない。ウクライナにも影響を与えた。ロシアが日本から攻められる脅威は100%ないから極東の兵力をウクライナ侵攻に使用できた。
平和は自ら勝ち取るもの。抑止力のみが平和をもたらす、キレイごとだけでは平和は来ない。
第1師団創立61周年・練馬駐屯地創設72周年記念行事が一般開放で開催されました。 記念行事 練馬駐屯地
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