警戒態勢を強化するため、航空自衛隊が手にした「グローバルホーク」とは?
3月12日(土)、航空自衛隊三沢基地にRQ-4B「グローバルホーク」の1機目 が納入された。
比較的離れた地域での情報収集や事態が緊迫した際の空中での常時継続的な監視を目的として導入されたもので、民間機の飛行しない高高度に長時間滞空して情報収集に当たり、我が国のインテリジェンス向上に大きく寄与する予定だという。
厳しい軍事情勢の中、警戒態勢を一層強化し、航空自衛隊の運用態勢の強化と日米の相互運用性の強化に役立てるとしている。
RQ-4B「グローバルホーク」の概要。
RQ-4B「グローバルホーク」は航空機メーカー、ノースロップ・グラマンが開発・製造する大型の無人偵察機(UAV)。
■RQ-4B「グローバルホーク」
全長:14.5m
翼幅:39.9m
全高:4.6m
離陸重量:3万2500ポンド(約1万4740kg)
エンジン:燃費に優れたターボファン仕様のジェットエンジンを1基搭載
アメリカ空軍の説明によると運用高度は6万フィート(約1万8300m)以上、航続時間は34時間以上を有するとのこと。25kW発電機を内蔵し、各種センサーや移動目標表示装置などを用いることで、複数目標の同時追跡が可能であり、これらにより1日最大300万平方海里を監視できるとのことだ。
三沢基地にはRQ-4B「グローバルホーク」を管理・運用するための専門部隊として臨時偵察航空隊が2021年3月に新編されており、後日、部隊名称から「臨時」が外れ正式な運用部隊になる予定だという。さらに、防衛省・自衛隊は三沢基地にRQ-4B「グローバルホーク」を合計3機配備する計画だという。日本の安全を守るため、有益な活動に期待したい。
(画像は、防衛省・航空自衛隊ホームページより)
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RQ-4B「グローバルホーク」について。 グローバルホーク 航空自衛隊
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