1月30日、日本海に向け弾道ミサイルを発射。
1月30日、防衛省は、北朝鮮が北朝鮮内陸部から、弾道ミサイルを1発、東方向に発射したことを発表。詳細については現在分析中だが、最高高度約2,000km程度で30分程度、約800km程度飛翔し、日本海の我が国の排他的経済水域(EEZ)外に落下したと推定。
北朝鮮の目的は? 日本の対応は?
防衛省の発表によると、30日に発射された弾道ミサイルの詳細と、対応は以下のようになる。
上記した今回の弾道ミサイルの飛翔詳細を踏まえると、ロフテッド軌道で発射され、当該弾道ミサイルは、中距離以上の弾道ミサイルであったと考えられます。
防衛省から、政府内及び関係機関に対して、速やかに情報共有を行いました。現在までのところ、航空機や船舶からの被害報告等の情報は確認されていません。
総理には、本件について直ちに報告を行い、
① 情報収集・分析に全力を挙げ、国民に対して、迅速・的確な情報提供を行うこと
② 航空機、船舶等の安全確認を徹底すること
③ 不測の事態に備え、万全の態勢をとること
の3点について指示がありました。
これを受け、防衛大臣は
① 米国等と緊密に連携しつつ、情報収集・分析に全力を挙げること
② 不測の事態の発生に備え、引き続き警戒監視に万全を期すこと
の2点について指示を出しました。その後、関係幹部会議を2回にわたり開催するなど、対応に万全を期しているところです。
今回のような、烈度の高い弾道ミサイル発射を含め、一連の北朝鮮の行動は、我が国と地域及び国際社会の平和と安全を脅かすものです。このような弾道ミサイル発射は、関連する安保理決議に違反するものであり、強く非難します。
防衛省・自衛隊としては、引き続き、米国等とも緊密に連携し、大臣指示に基づき情報の収集・分析及び警戒監視に全力をあげるとともに、今後追加して公表すべき情報を入手した場合には、速やかに発表することとします。ということだ。
北朝鮮からの弾道ミサイル発射は5日、11日、14日、17日、25 日、27日に続いて今月だけで7回目となった。北朝鮮の国内事情が悪化しており、国外に注目が浴びるよう仕向けているものなのか、それとも、そもそも挑戦的なものなのかは不明だが、なにかのサインであることは間違いないであろうと思われる。それにより、自衛隊が北朝鮮の自己都合で危険な目にあわされないことだけを願いたいものである。
(画像は防衛省・自衛隊公式ホームページより)
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