海上自衛隊最大の護衛艦「いずも」に米軍・最新鋭ステルス戦闘機「F-35B」が発着可能という事実。
防衛省は、「10月3日に四国沖において、米海兵隊の支援を得て、F-35Bの発着艦に関する検証を実施し、発着艦が可能であることが確認できました。海上自衛隊の艦艇にF-35Bが発着艦するのは今回が初めてとなります。」と10月5日に発表した。
米国の支援を受けた検証作業の実施は、日米同盟の深化及び日米の緊密な協力を示すものであり、さらに今回の実証は、日米の相互運用性の向上に資するもので、日米同盟の抑止力・対処力の強化につながるものであると続けた。
岸防衛相も5日の記者会見で、「米国の支援を受けた検証作業の実施は、日米の緊密な協力を示すものだ。今後も海空領域での能力向上を図る。」と強調した。同省は、いずも型護衛艦の「かが」についても改修を予定している。
今回の検証作業により、海上自衛隊の「いづも」をはじめとする護衛艦が米軍と協力することで、空母化することが可能であるということが実証されたというのが本音と言えるだろう。
地元住民グループからは、運用反対の声も!
一方この報道を受け、「いづも」を有する岩国基地のある、山口県岩国市の住民グループからは、事故や騒音など市民生活に重大な影響を及ぼすおそれがあるとして、「いずも」への搭載や運用に反対する申し入れが提出されたことも事実である。国防の視点と国民の視点という非常に困難な決断にはなるが、この検証作業が、日本国民はじめアジア・太平洋地域の安全確保に役立つことを期待したい。
詳細はコチラ:https://www.mod.go.jp/msdf/
参考:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211005/k10013292671000.html
海上自衛隊・護衛艦「いづも」の空母化。 F35B いづも
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