ロシア海軍艦艇10隻が、津軽海峡を西進! ロシア海軍艦艇の動向。 一般社団法人DSC 自衛隊応援クラブ

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ロシア海軍艦艇10隻が、津軽海峡を西進!

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2022-3-15

ロシア海軍艦艇10隻が、津軽海峡を西進! - ロシア海軍艦艇の動向。

ロシア海軍艦艇の動向。

ロシアのウクライナ侵攻が激しくなる一方で、日本では、3月10日の午前2時頃、襟裳岬の東北東約180kmの海域において、ロシア海軍艦艇ウダロイⅠ級駆逐艦、ステレグシチーⅡ級フリゲート等、合計10隻の艦艇が津軽海峡を西進し、日本海へ向けて航行したことが確認されたことを、統合幕僚監部が発表した。

これらの艦艇は、2月に日本海及びオホーツク海の南部で確認した艦艇と同一であることも判明しており、防衛省・自衛隊は、海上自衛隊第7護衛隊所属「まきなみ」(大湊)、第45掃海隊所属「いずしま」(函館)及び第2航空群所属「P-3C」(八戸)により、所要の情報収集・警戒監視を行ったということだ。


ロシア海軍艦艇10隻が、津軽海峡を西進! -


ロシア海軍艦艇10隻が、津軽海峡を西進! - ロシア軍の編成と活発化。

ロシア軍の編成と活発化。

防衛省・自衛隊の令和3年版防衛白書によると、現在ロシアは、5個軍管区と5個戦略コマンドのもと、地上軍、海軍、航空宇宙軍など全ての兵力の統合的な運用を行っているという。

基本的に、ロシアの軍事力は、連邦軍、連邦保安庁国境警備局、連邦国家親衛軍庁などから構成されており、連邦軍は3軍種2独立兵科制をとり、地上軍、海軍、航空宇宙軍と戦略ロケット部隊、空挺部隊からなっている。

ロシア軍全般的には、2010年以降、軍管区などの戦闘即応態勢の検証を目的とした大規模演習を各軍管区で持ち回る形で行っており、こうした演習はロシア軍の長距離移動展開能力の向上に寄与している。2020年は、南部軍管区において、「カフカス2020」が兵員約8万人、及び中国やイランなど6か国から約1,000人の兵士が参加して実施された。近年、外国からの参加とともに規模が拡大する傾向にある。

さらに、2020年12月には、ICBM及びSLBMなど数発のミサイル発射を含む大規模な戦略核戦力演習を実施した。同演習において、初めてオホーツク海のボレイ級SSBNから新型SLBMが発射された。北極圏では、警戒監視強化のため、沿岸部にレーダー監視網の整備を進めている。同時に、飛行場を再建し、Tu-22中距離爆撃機やMig-31迎撃戦闘機などを展開させているほか、地対空ミサイルや地対艦ミサイルを配備し、北方からの経空脅威や艦艇による攻撃に対処可能な態勢を整備している。これに伴い、基地要員のための大型の居住施設を北極圏の2か所に建設もした。このように、ロシアは軍事活動を活発化させる傾向にあり、その動向を注視していく必要があるとしている。


日本周辺でのロシア軍の活動。

日本周辺では、軍改革の成果の検証などを目的としたとみられる演習・訓練を含めたロシア軍の活動が活発化の傾向にある。

地上軍については、わが国に近接した地域における演習はピーク時に比べ減少しているが、その活動には活発化の傾向がみられる。

艦艇については、近年、太平洋艦隊に配備されている艦艇による各種演習、遠距離航海、原子力潜水艦のパトロールが行われるなど、活動の活発化の傾向がみられる。2018年9月、スラヴァ級ミサイル巡洋艦などのロシア海軍艦艇28隻が宗谷海峡を通航したが、冷戦終結後、防衛省として一度に公表した同海峡の通航隻数の中では過去最多である。

航空機については、2007年に戦略航空部隊が哨戒活動を再開して以来、長距離爆撃機による飛行が活発化し、空中給油機、A-50早期警戒管制機及びSu-27戦闘機による支援を受けたTu-95爆撃機やTu-160爆撃機の飛行も行われている。2020年度のロシア機への対応に要したスクランブル回数は前年度を下回ったものの、自衛隊機の緊急発進を伴う領空侵犯が1件確認されるなど、引き続き活発であった。2020年12月には、2019年7月に引き続き、Tu-95爆撃機2機が中国のH-6爆撃機とともに、日本海などで長距離共同飛行を実施したことが確認された。と防衛白書にはある。

ウクライナ侵攻後に、ロシアはどのように事態を終結させ、どこに向かうのだろうか?
どちらにしても、ロシアの未来に希望を感じることは今のところはないのではないだろうか。
(画像は、防衛省・自衛隊公式ツイッター、統合幕僚監部報道発表資料より)

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