台風19号自衛隊活動レポート【自衛隊応援クラブ第27号】

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笑顔と故郷を取り戻すために 台風19号自衛隊活動

10月11日、河野太郎防衛大臣は台風19号に係る防衛省自衛隊の対処に万全を期すため、防衛省関係幹部会議を開催しました。また、災害関連情報専用のツイッターアカウントを開設しました。

関東地方や静岡の部隊を中心に約17,000人の即応体制。台風上陸前から10都県77か所に連絡員を約170名に先行的派遣、関係機関と緊密な連携を図りました。

大型で強い勢力の台風は12日19時前に伊豆半島上陸後、関東地方を通過。台風上陸により、静岡県や関東甲信越地方、東北地方を中心に記録的な大雨となり広範囲で被害が発生。宮城県・栃木県・静岡県・長野県・東京都・福島県・茨城県・岩手県8都県の知事より災害派遣要請があり、人命救助等の災害派遣活動開始。大雨洪水警報が発表された13都県の担当部隊約27,000人を全員呼集しました。

13日、河野防衛大臣は災害対応を優先させるために観艦式中止を発表。16時に陸上総隊司令官 髙田克樹陸将を指揮官とする統合任務部隊(笑顔と故郷を取り戻すためにJTF)を編成。全国の陸海空自衛隊より人員31,000人規模、艦艇8隻、航空機130機体制での活動を開始しました。

14日、72時間以内の人命救助への注力、最大1,000名程度の予備自衛官及び即応予備自衛官の招集命令。人命救助、道路啓開及びがれき除去、被災者生活支援、医療支援慰問演奏会などを実施。自治体などに連絡員約330名を派遣しました。

統合任務部隊は台風19号に加え、千葉県に被害を及ぼした台風15号被災地での活動、10月24日~26日の大雨の被災地、千葉県・福島県についても対処を実施しました。

10月29日、台風19号を政府は激甚災害に指定。

30日、家屋応急処置(ブルーシート展張)活動終了。延べ約1,040軒。

31日、電力復旧支援(倒木の除去等)活動終了。延べ約1,330本。

11月5日、医療支援活動終了。

6日、給水支援活動終了。延べ給水量約7,030t。

8日、 統合任務部隊活動終了。

9日、即応予備自衛官及び予備自衛官活動終了。

12日、人命救助活動終了。延べ救助者数約2,040名。災害廃棄物等処理、道路啓開、延べ約95,580t、約100km。防疫支援、延べ約349,950㎡。物資輸送延べ約60t。給食支援、延べ提供数約48,160食。入浴支援、延べ入浴者数約69,440名。

各部隊の被災者生活支援は今も行われています。

(写真・文字は、防衛省および陸上総体ホームページより加工)

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