3月16日深夜、福島県沖に地震が発生。自衛隊の迅速な活動が被災地の力に!
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一般社団法人DSC
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福島県沖を震源とする最大震度6強の地震に対する防衛省の対応とは?
去る3月16日23時34分から36分にかけて、福島県沖を震源とする最大震度6強の地震が東北地方から関東地方を襲った。その際に政府及び、防衛省が行った対応についての報告をまとめてみる。
まず、地震発生直後の23時38分に岸田内閣総理大臣から、
・早急に被害状況を把握すること
・地方自治体とも緊密に連携し、人命第一の方針の下、政府一体となって、被災者の救命・救助等の災害応急対策に全力で取り組むこと
・国民に対し、避難や被害等に関する情報提供を適時的確に行うこと
以上3点に絞った指示がでる。
これを受けて、岸防衛大臣から23時45分、
・甚大な被害が発生していることを念頭に、陸海空自衛隊が緊密に連携し、人命救助を第一義とした活動を実施すること
・早急に本地震による被害状況を把握できるよう、あらゆる手段を活用した情報収集活動を実施するとともに、関係府省庁及び自治体と緊密に連携し、情報収集に努めること
との指示が出たのだ。
陸・海・空自衛隊の連携で被災地支援。
防衛省・自衛隊は、指示を受けた後、迅速に以下の部隊が被害情報の把握を行った。
▶陸上自衛隊:東方北方面航空隊(宮城・霞目) UH-1、第9飛行隊(青森・八戸)UH-1
▶海上自衛隊:第25航空隊(青森・大湊)SH-60、第4航空群(神奈川・厚木)P-1、第2航空群(青森・八戸)P-3C、第21航空隊(千葉・館山) SH-60
▶航空自衛隊:第3航空団(青森・三沢)F-15、第7航空団(茨城・百里)F-2、松島救難隊(宮城・松島)U-125及びUH-60等
さらに陸上自衛隊の地上部隊も情報収集に奔走したのだ。
そして、福島県や宮城県知事の支援活動要請に応じて、各地の被災地に出動し、給水支援を中心に被災地の皆さんの心の支えとなっている。
東日本大震災より11年が経ち、まだまだ傷の癒えない東北地方を襲った今回の地震によって、再び11年前の恐怖を思い起こした方々は少なくなかったはずだが、自衛隊の迅速な対応は、被災地の方々の心に安らぎを与えられたのではないだろうか。まだまだ厳しい状況は続くが、被災地での心の拠り所となっている活動に感謝したい。
(画像は、防衛省統合幕僚監部公式Twitterより)
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